自分の窓から空を見る

いろいろ

例えば、広い部屋の中に大勢の人がいます。そこにいる人はみな自分の真上の天井に窓があります。

自分の窓から空を見上げると澄んだ青空が広がっています。とてもいい気持ちの空です。

ふと横に目をやると隣の人の窓が見えます。その窓は暗く曇っています。その反対側の人の窓を見てみると、雨が降っています。奥の方にいる人の窓から見える空には虹がかかっています。またまた違う窓を見てみると、雷が鳴り激しく雨が降っています。

自分と似たような空の窓もありますが、流れる雲の形が違います。よく見ると青い空の色も少しずつ違います、かかる雲の濃さも違います。

全く同じ空の窓は一つもありません。

似ているようでどれもちょっとずつ違います。

再び自分の窓を見上げると、いつの間にか空がうす暗くなっていて、きれいな青空は見えなくなっていました。

最初に見た隣の人の窓を再び見てみると、前は暗い雲しか見えませんでしたが、今は澄んだ青空が広がっています。

他の窓も見ていくと、空の色が変わっています。

もう一度自分の窓を見ると薄く白い雲が流れてきて青い空が見えるようになってきました。

空は絶えず変わる。

いつまでも青空が続くことはない

いつまでも雨が降ることはない

いつまでも雷雨に見舞われることはない

流れている

ふと見上げた時に自分の空が曇っていても、雨が降っていても悲しまなくていい

澄み切ったきれいな青空だったとしても、いつまでもそれが続くことはない

空は変わる

自分もそう

他の人もそう

比べることもしなくていい

ただ流れていくだけのこと

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